ABOUT FINN
私、藤村裕二が挑戦するFINNクラスは現在日本で活躍をしている選手がいないクラスです。その大きな理由は、これまでの日本人の平均的な体格では艇をコントロールすることが非常に難しいクラスだったからです。FINNは、1人乗りの艇の中で最も重量があり大きいため、コントロールするために高いレベルのフィジカルが要求されます。日本のセーリング界にはこの艇を乗りこなせるフィジカルを持ち合わせた選手がこれまでいるかいないかという状況でした。私は幸い体格に恵まれており、更なるフィジカルアップも可能だと感じたこともあり、FINNクラスでの挑戦を決めました。
東京オリンピックに向けて日本セーリング協会でもFINNクラスのための組織が新たに設けられています。
Crew 船員 1 (1人乗)
LOA 全長 4.5 m (14 ft 9 in)
LWL 水線長 4.34 m (14 ft 3 in)
Beam 横幅 1.47 m (4 ft 10 in)
Draft 喫水線 0.17 m (6.7 in)
Hull weight 船体重量 145kg
Mast height マスト高 6.66 m (21 ft 10 in)
Mainsail area セール面積 10.6 m2 (114 sq ft)
セーリング競技
セーリング競技は、船艇の帆の表面を流れる風の揚力を動力として、
水上を滑走する速さ・技術を競う競技です。
日本ではメジャーと言えないセーリング競技ですが、実は世界でセーリングはジュニアから
シニアまで幅広い年齢層に浸透しているマリンスポーツです。
1人で操るディンギーや数人のクルーによる大型のキールボートなど、競技内容も幅広いです。
自然の風、海面など常に変化する状況を瞬時に判断し頭と体を使って艇を操っていきます。
緻密な計算とダイナミックな動きを要求されるレースは選手本人だけでなく、観客にとっても手に汗握る競技になります。
2020年の東京オリンピックまで非常に期待が高まっているマリンスポーツです。